会山行紀行文 2021年
5/12(水)
晴れ
(のこぎりさん)
鋸山

765m
参加者 (紀行文) 2288 M/N
No−19  グレード:C上  15名
 担当リーダー 2288 M/N (男性3名・女性12名) (写真) 2288M/N
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=萱峠ルート登山口(7:40)…萱峠(9:50)…長工新道…鋸山山頂(11:50)…昼食(11:50-12:50)…花立峠…花立峠駐車場(14:20)
=新潟駅南口(16:10)
≪紀行文≫
〜〜〜イワカガミ繚乱の小径〜〜〜

 運は小出しにして大事に使いたいと思っていたのに今回も降水確率はゼロ、「少し怖いな」と思いながら新潟駅南口を出発した。

 車内で新型コロナ感染防止対策のお願いをして長岡へ向かい、青空の下萱峠コース登山口をスタートした。

 沢沿いのヘツリ道や斜面全体がコゴメに覆われた登山道で高度を稼ぎ三ノ峠山からのルートと合流した。

 
山レコのルート図(クリックで拡大) 
登山口をスタート(萱峠入口の標柱) ヘツリ道の登山道 斜面全体がコゴメ

 南蛮峠で小休止、その先は成熟したショウジョウバカマに背中を押されて緩やかに登り稜線に取り付いた。

 コワ清水付近から見る鋸の刃は谷の遥か彼方に見える。
 「あれが鋸山の山頂です」と説明すると「エ〜 !」と落胆する者、モチベーションを上げる者 、 、
 一旦下って枡形山の麓を登り返すと、V字形に掘れた登山道の両側は真っ赤なイワカガミの大群落が新緑の木漏れ日に輝いている。
   成熟したショウジョウバカマ
イワカガミ繚乱(イワカガミの大群落) 撮影タイム 真っ赤なイワカガミ

 それまでは感染対策を厳格に遵守して“黙歩”を続けていた一行も思わず「ワー !」と歓声を上げた。
 スマホのシャッターを押し続ける者、開いた口がマスクからはみ出ている者等様々だった。
 ブナの麗人林広場で小休止、それぞれが今、目にした感動を語り合って枡形山分岐を右に折れ、萱峠へ向かった。
 標柱をバックに集合写真を撮り、その先の展望広場へ急いだ。
萱峠から南蛮山方向
萱峠から米山を望む 萱峠標柱前の集合写真

 眺望抜群の広場で守門・浅草、魚沼三山、巻機山から米山、その奥には頚城三山まで望む事ができる。
展望広場の眺望(魚沼方面の山を眺める) 守門・浅草方向 山古志方向の素晴らしい山々の展望

 「ここでお昼にすればいいのに」と言う声を聞こえないフリで少し戻って枡形山の登りにかかった。
 長岡と山古志を隔てる屏風の様な長工新道歩きも、咲き誇る花々と残雪の上を通る涼風に癒されながら快適に歩き花立峠に辿り着いた。
長工新道のイワカガミ 展望スポット ハルリンドウ

 燃料補給の後、もうひと頑張りして全員で定時前に鋸山山頂に到着した。
一班集合写真 二班集合写真

 眼下の長岡市街を眺めてから旧反射塔広場に移動、今日の感動を再確認してランチタイムに入った。
 約1時間の休憩後、もう一度視界内の山々を瞼に焼き付けて下山を開始、花立峠の下りは左手遥か遠くに今日の周回コースが見える。
 それぞれがロングコースを踏破したと言う達成感を味わいながら慎重に下山した。

 バスの待つ花立峠駐車場の一角で「一杯は5年、二杯は10年、三杯で限度」と言われる長寿の泉で喉を潤してから帰路についた。

 天候と健脚、そして役割を快諾してくれたメンバーに感謝して新潟へ向かった。
 ありがとうございました。
長寿の泉
 オオバキスミレ  テングスミレ  チゴユリ
サンカヨウ 白いイワカガミ マムシグサ